医療費控除で税金対策
医療費控除で税金対策
「医療費控除」の税金対策について説明します。
「医療費控除」と言っても、実際に確定申告をして医療費控除を受けた方は、あまりいないかもしれません。内容もわからずに、また還付はどれくらいなのか知らないことにはできないでしょう。それでは、医療費控除のポイントを絞って説明していくので、税金対策に役立ててください。
医療費控除とは、年間の医療費が家族全員で10万円を超えた場合に、確定申告をすることで税金が戻ってくることです。例えば、家族全員の医療費が年間30万円の場合は、20万円を課税標準から控除でき、それだけ所得税が少なくなるのです。
それでは、どのようなものが医療費になるのでしょうか。簡単に言うと、「治療のために支払ったもの」が医療費として認められます。栄養ドリンクや美容整形といった治療とは関係がなく、美容や健康増進、病気の予防などは含まれません。
それでは、見落としやすい医療費を挙げるので、確認してください。
・薬局やドラッグストアで購入した風邪薬や胃腸薬
・発育段階にある子供の歯科矯正
・通院に必要となる交通費(メモを残しておけば良いです。)
・緊急時などやむを得ない場合の通院にかかったタクシー代
医療費には、このようなものまで含まれるのです。また、医療費の対象になるのか迷うケースもあると思いますが、そのような場合は、医療費としても問題ないでしょう。税務署から指摘されることはほとんどありません。まずは、領収書などを捨てずに、きちんと残しておくことから始めましょう。