税金対策に取り組む前に
税金対策に取り組む前に
余分な税金を支払わないように、税金対策に興味のある人も多いでしょう。でもその前に、まずは「税金」について、しっかりと理解を深めることが大切です。
「税金」と聞くと“高い”や“取られる”といった、あまり良くないイメージがあるかもしれません。しかし、私たちの生活は、私たちが納める税金や企業が納める税金などによって成り立っているのです。イメージの良くない税金ですが、税金についてよく理解し、マイナスイメージを払拭して、税金対策に役に立てください。
税金は、毎日私たちが利用している社会資本(道路や橋など)を整備したり、犯罪や災害から財産や生命を守ったり、生活が困難な人を保護したりするなど、私たちが健康的で豊かな生活を送るために、どうしても必要となるものなのです。
これらは、民間の活動だけでは支えることができないことが多いため、国や地方公共団体から「公共サービス」として提供されています。その内容としては、他にも上下水道の整備、公共施設や学校の維持・管理など、私たちの暮らしに身近な取り組みから、産業の振興や国土の開発など幅広く携わっています。
このように、私たちがより良い生活を送るために、国や地方公共団体は、多岐にわたる仕事を行っていますが、それにはとても多くの費用が必要となります。そして、その費用を「税金」という形で、私たちが負担しているのです。税金とは、社会の一員として、私たちが毎日暮らしていくために課さなければならない、“会費”のようなものなのです。